ブログで稼げない!?実態としての「数の暴力」を解説

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多くの人が「ブログで稼ぐ」「SNSで集客する」といったネットビジネスに挑戦していますが、実際に成功する人は極めて少数です。その主な理由の一つが、必要な「数」に対する認識の甘さにあります。
今回は、実際にネットビジネスで成果を出すために必要な「数」について、現実的な視点から解説していきます。

一般的に認識と現実のズレ

ブログ運営者の多くは、記事数に対して甘い認識を持っています。一般的なブログ運営者は、「月に20記事程度更新すれば十分」と考えています。この場合、1年間真面目に更新を続けても240記事程度しか溜まりません。

そして、多くのブログ運営者は1000記事も書けば十分な記事数になると思い込んでいます。中には「100記事あれば収益化できる」「500記事書けば生活できる」といった誤った情報に影響され、目標記事数を低く設定してしまう人も少なくありません。
せっかく毎日コツコツと更新しているにもかかわらず、この程度の記事数では、実は「量」として圧倒的に不足しているのが現状です。検索エンジンからの評価も、競合ブログと比較しても、太刀打ちできるレベルには至らないのです。

もちろん、SEOに対する知見がある方ならより少ない記事数で評価を上げて行くことも可能ですが、一般的な方が片手間でやって良く物量は圧倒的に少ないと認識したほうが良いです。

「ネットで稼ぐ」が思うように行ってない場合、このような認識のズレが、多くのブログ運営者が成果を出せない大きな要因となっています。

一般的なブログ運営者の状況

多くのブログ運営者は月20記事程度、年間240記事のペースで更新しています。この場合、1記事あたり1日10PV(ページビュー)を獲得できたと仮定しても、以下のような計算になります:

  • 1年目終了時:240記事 × 10PV = 2,400PV/日
  • 2年目終了時:480記事 × 10PV = 4,800PV/日
  • 3年目終了時:720記事 × 10PV = 7,200PV/日

この程度のPV数では、

アドセンス収入:月1-2万円程度、良くて5万以下
アフィリエイト収入:月数千円〜1万円程度、単価によっては増える
の収益に留まってしまいます。

実際に成功している事例からの必要な数値

実際の成功事例から見える記事数とPVの相関について、重要なポイントを解説します。

記事数とPVの推移分析

こちらは、記事数とPV数の相関図

以下は、記事数が増えて行った際の1記事当たりの平均PV数の推移

初期段階での相関(1-3ヶ月目)

記事数10→25→45と増やすことで、PVは1,000→3,750→9,000と指数的に成長
この時期は新規記事の投稿が直接的にPV増加に貢献
1記事あたりの平均PVも100→150→200と上昇傾向

成長期での相関(4-6ヶ月目)

記事数70→100→130とさらに増加
PVは17,500→30,000→45,500と安定した成長を維持
1記事あたりの平均PVも250→300→350と継続的に向上

ブログやWebサイトの成長は、単純な記事数の増加だけでは説明できない複合的な効果によって促進されます。まず、継続的な記事投稿により蓄積された既存コンテンツの検索順位が徐々に向上していきます。これは、時間の経過とともにGoogleがコンテンツの信頼性を再評価し、ユーザーの行動データが蓄積されることで、自然な順位上昇につながるためです。

さらに、サイト内の記事が増えることで、関連する記事同士を相互にリンクで繋ぐ機会が増加します。これにより、ユーザーは興味のある情報を次々と閲覧することが可能となり、サイト内の回遊率が向上します。この過程で滞在時間が延長され、結果としてサイト全体の評価向上にも寄与します。

そして、これらの積み重ねによってドメインパワーが上昇していきます。コンスタントな更新と質の高いコンテンツの提供により、SNSでのシェアや他サイトからの被リンクが自然と増加し、サイト全体の信頼性が向上します。この信頼性の向上は、新規に投稿する記事の初期順位にも好影響を与え、より効率的なサイト運営が可能となります。

これらの要素は互いに影響を与え合い、いわゆる「雪だるま式」の成長を生み出します。記事数の増加、既存記事の評価向上、ユーザー行動の改善、そしてドメインパワーの上昇が、螺旋状に相互作用しながらサイト全体の成長を加速させていくのです。


ここまでは、良くある解説ですが、さらにもう一歩踏み込んだ話をします。

本当の数の暴力を使う場合

相関図からも解るように、上記の一般的な数値で答えが出ているのですが一般的なブロガーが1年かけてやる作業を我々はもっと短期間で実践します。
記事数の話であれば外注を使ってこれらをやりますし、今だとAIが出て来てもっと加速できます。
1日で2,3000記事入ったブログを作ることも余裕です。

しかし、検索エンジンの状況や多くの方が数の暴力を使いやすくなった為に、競争は激しくなっていると思います。AIが出てくる前までは他の人が出来ないからこそ、質の高い量産は通用した訳です。

※最近はGoogleの評価基準がもっと厳しくなってるので悩みは深まるばかりですが・・・

また、SNSを使った稼ぎ方でも同じことが言えます。

一般的な人は、メインアカウントと少し頑張ってる方でサブ垢数個程度を運用していることでしょう。しかし我々がSNS流入を本気で目指す場合、アカウント数は少なくとも数十個は作ります。
ぶん回し系の稼ぎ方を実践する場合で、数千~万単位でアカウント所有したりもします。

X(旧Twitter)でも問題になってるBOT問題は、こういうことをやる人が沢山いてサーバーを圧迫してるから起きる問題ですが、実際にやれば解ります。1万アカウントをぶん回した時、別次元になります。

とは言え、こちらもBOT対策などは日に日に厳しくなってるのが現状ですが、こうした規模になったときはじめて数を取るか質を取るかという問題に直面します。
一般的な人たちが言う「数か質か」という話は、我々のような人種からするとそもそも次元が低すぎるという事です。もし、あなたがブログで月に10万も稼げていないなら、率直に言って数や質や効率以前の話で圧倒的に作業量が足りてないからもっと作業しろ!これに付きます。

仕事や子育ての合間に、作業時間や作業効率をどう確保していくかというのは、非常に難しい問題ですから厳しい状況にある方もいると思います。そこで実態を把握して目標値をしっかり計算したうえで、どう作業を進めて行くか戦略を立てて取り組んでいくともっと伸びて行くと思います。

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